グリモワール（2008年生、母シングライクトーク）

グリモワール（2008年1月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「呪文集、魔術書（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時14歳）と交配したシングライクトークが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の一般C1四。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

5月29日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は528kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月6日、中7週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月19日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

11月6日、中6週で馬体重を前走から25kg戻して迎えた5戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったパレスワールドを3/4馬身捉え切れず2着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた6戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカフェドフレールに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、連闘で迎えた7戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、パレスワールドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月27日、連闘で迎えた8戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモトクンに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月18日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、来年もナイター特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のフィールザヴォーグを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2012年）

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、フィールザヴォーグに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月21日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のタケショウデオに3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

1月29日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリュウノオーシャンに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月4日、連闘で迎えた14戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、土佐凧特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、森井美香騎手引退特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

4月1日、中5週で迎えた16戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、サンマルチーフに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月7日、連闘で迎えた17戦目は、福島競馬万歳特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルーカスケードに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた18戦目は、祝!浩道誕生日特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったファンシーベルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた19戦目は、ハネムーン特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリヴプルーフに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月26日、中1週で迎えた20戦目は、「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のノアシーズに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月17日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月29日、中5週で迎えた22戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のニューディケイドに3/4馬身の差をつけて8勝目を収める

8月19日、中2週で迎えた23戦目は、室戸海洋深層水特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた25戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、小木曽汐莉生誕特別（高知ダート1300m 雨/重）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた26戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、ラジオを作ろう特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた27戦目は、北川村不動の滝特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は石本純也騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた28戦目は、アペックス西日本特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた29戦目は、アペックス西日本特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

5歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2-3（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた31戦目は、佐川町の酒蔵特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山頭信義騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山頭信義騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。