トモエボンバー（1990年生、母ブルーカレス）

トモエボンバー（1990年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時19歳）と交配したブルーカレスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。戦績は、中央平地18戦5勝2着2回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の報知杯大雪ハンデキャップ(ハンデ)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

9月25日、デビュー戦は根本康広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた2戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイネスタッチを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアクティースワローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月5日、中3週で迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマルダイダンサーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

4歳（1994年）

1月15日、中5週で迎えた5戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は根本康広騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

2月19日、中4週で迎えた6戦目は、G2のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた7戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、丹沢ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で根本康広騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

6月18日、中7週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で根本康広騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のサンエイキッドを3/4馬身振り切って4勝目をゲットした。

7月10日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で根本康広騎手（7戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のニューリーダーをクビ差振り切って5勝目を収める

8月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、サロベツステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で根本康広騎手（8戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月20日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で根本康広騎手（9戦3勝）。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったアイリッシュダンスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた13戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で根本康広騎手（10戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5歳（1995年）

1月14日、中3週で迎えた14戦目は、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた15戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（11戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたドリームチーム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、晩春ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月28日、中4週で迎えた17戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた18戦目は、福島テレビ杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6歳（1996年）

5月6日、約11か月の休み明けで迎えた19戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、瑞穂賞（岩見沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた20戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、紅葉山特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1997年）

5月29日、約12か月の休養明けで迎えた21戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、時計台特別（札幌(地)ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月7日、中9週で迎えた22戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ガーネットスター特別（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。