キリショウグン（1986年生、母バンベリードーター）

キリショウグン（1986年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデユール（当時25歳）と交配したバンベリードーターが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回、地方27戦2勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月29日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

7月8日、中9週で迎えた2戦目は、平目孝志騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のニューナックルを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月9日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上400万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

4歳（1990年）

6月3日、約9か月の休養明けで迎えた5戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ツジノダイアナにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のシルクローシャムをハナ差振り切って勝利をモノにする

8月5日、中5週で迎えた7戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

5歳（1991年）

2月24日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、町田俊夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5月12日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本勝美騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は町田俊夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田俊夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月15日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、門脇誠一騎手を鞍上に迎えて、行道山特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般A2（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で門脇誠一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた18戦目は、カルガモ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で門脇誠一騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた19戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般A2 B1（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は門脇誠一騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1992年）

1月8日、中1週で迎えた21戦目は、岡田康志騎手を鞍上に迎えて、寒梅特別（宇都宮ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1 B2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は門脇誠一騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1 B2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1 B2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡田康志騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた25戦目は、早春特別（宇都宮ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田康志騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2 B3（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田康志騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月16日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、一般C1イ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田康志騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月29日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた28戦目は、一般C1（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

7歳（1993年）

1月5日、連闘で迎えた29戦目は、一般C1（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋和宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホーライダーをハナ差制して久しぶりに勝利を挙げた。

1月23日、中2週で迎えた30戦目は、若菜特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋和宏騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、一般C1（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋和宏騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノイットーをクビ差制して1着ゴールを果たした。

2月25日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋和宏騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月7日、中0週で迎えた33戦目は、一般C1（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋和宏騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた34戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋和宏騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡田康志騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた37戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（足利ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた38戦目は、吉田一騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（足利ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた39戦目は、一般B3（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（10戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月9日、約4か月半の休養明けで迎えた40戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、一般D3ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた41戦目は、一般D3ハ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水戸賢二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた42戦目は、一般D3ハ（上山ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で水戸賢二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。