ホーマンルーキー（1999年生、母ホーマンマルサ）

ホーマンルーキー（1999年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したホーマンマルサが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、マギーファームによって735万円で落札された。2歳のとき、マギーファームから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、久保久人によって1,890万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

6月2日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンシンシンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゲイリーフレアに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月13日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

7月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4歳（2003年）

7月5日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた6戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンエムハヤテオーを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月9日、中2週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月10日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、安房峠特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスカイマジックに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月20日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の闘争心でゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

1月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

3月20日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のシルクエルドラードを3/4馬身振り切って3勝目を挙げた。

6月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から34kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

10月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた16戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、阿蘇中岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

6歳（2005年）

4月19日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた18戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、エメラルドカップ（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、地方重賞の九州王冠（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。