イクノアクティブ（1994年生、母フレッシュミドリ）

イクノアクティブ（1994年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時5歳）と交配したフレッシュミドリが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）上山牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月23日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月8日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたフラワータテヤマ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3歳（1997年）

1月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

2月8日、中4週で迎えた5戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた8戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず14着に敗れた。

3月30日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月6日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラブマーリンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

9月27日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

10月19日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は仲田雅興騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

4歳（1998年）

6月13日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（11戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（12戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

7月18日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（13戦1勝）。17頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のゲイリーレディを半馬身振り切って勝利をモノにする

8月1日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（14戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（15戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（16戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（17戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

10月31日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（18戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（19戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月6日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた27戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5歳（1999年）

6月5日、約5か月半の休み明けで迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（20戦2勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は仲田雅興騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（21戦2勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムペガサスに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（22戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた32戦目は、4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（23戦3勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（24戦3勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。