アドマイヤハート（2004年生、母アイアンドユー）

アドマイヤハート（2004年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋心、熱意」。毛色は青毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したアイアンドユーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方30戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月4日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したフェルヴィードを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウェーブクイーンに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月20日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

12月2日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月19日、中4週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月15日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5歳（2009年）

1月3日、中6週で馬体重を前走から33kg戻して迎えた10戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、門松特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（佐賀ダート1800m 雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月8日、中2週で迎えた12戦目は、梅花特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマーキュリーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、アネモネ特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた14戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のサイレンスラダメスを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

4月18日、中4週で迎えた15戦目は、六角川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた16戦目は、周防灘特別（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサイレンスラダメスを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた17戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、遠賀川特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルリチャードを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利をモノにする

7月20日、中3週で迎えた20戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた21戦目は、大村湾特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月12日、中9週で迎えた22戦目は、緑川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田順治騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上A2 A3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた25戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上A2 A3（佐賀ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田順治騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた27戦目は、グッドラックカップ（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた28戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（9戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（10戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月17日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた32戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったフサイチサガントスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（12戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（13戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（14戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で真島正徳騎手（15戦2勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた37戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で真島正徳騎手（16戦2勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた38戦目は、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島正徳騎手（17戦2勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた39戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、大村湾特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。