マルヨモモコ（2003年生、母カレッジホース）

マルヨモモコ（2003年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋桃の節句（３月３日）生まれなので」。毛色は栗毛。種牡馬のデヒア（当時12歳）と交配したカレッジホースが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦15勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の花しょうぶ特別(一般B4)。

経歴

デビュー前

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（2006年）

3月7日、デビュー戦は尾島徹騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 晴/不良）に出走。馬体重は525kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクロノスワークスに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタケデンワルツに2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月24日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスフースイに6馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5月23日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアメイジングスターに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の祝!松田竜夫さん退職記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で尾島徹騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた9戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（8戦4勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネトシジェンヌに2馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

9月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（9戦5勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のティムショールをクビ差振り切って雨下の大激戦を制した。

10月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクロスカットに4馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライトパステルに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2007年）

3月2日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C18（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコーリンマキュラに2馬身半の差をつけて9勝目を奪取した。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、白鷺特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（13戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リュウアポロンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月6日、中2週で迎えた17戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（14戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンファインに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月26日、中2週で迎えた18戦目は、チューリップ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（15戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスカイウォークに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月18日、中2週で迎えた19戦目は、夏木立特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（16戦10勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（17戦10勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイッツショータイムに3馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

6月17日、中2週で迎えた21戦目は、紅ばら特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（18戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリードラヴィーに4馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

7月22日、中4週で迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた24戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2008年）

4月2日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（19戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた27戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（20戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた28戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（21戦12勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた29戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（22戦12勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミスターショウに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月11日、中1週で迎えた30戦目は、花しょうぶ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（23戦13勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスペシャルシチーをアタマ差振り切って勝利数を15に伸ばす

7月8日、中3週で迎えた31戦目は、一般A5 B2（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（24戦14勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（25戦14勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。