チコー（1999年生、母ウッドストリーム）

チコー（1999年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主の知人の愛称」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時7歳）と交配したウッドストリームが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地4戦1勝、地方16戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未出走。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日西牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

4月6日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るシトラスブリーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2003年）

1月14日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったダイワルソーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月1日、中2週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、鴬特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた7戦目は、杉並区特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月16日、中1週で迎えた8戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、中野区特別（大井ダート1590m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた9戦目は、しし座特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた10戦目は、北区特別（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた11戦目は、板橋区特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1八九（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（大井ダート1390m 雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた14戦目は、北千住特別（大井ダート1190m 雨/重）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた15戦目は、一之江特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5歳（2004年）

3月4日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた18戦目は、久保勇一騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

6月3日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。