シトラスブリーズ（1999年生、母レモンキス）

シトラスブリーズ（1999年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「レモン色のそよ風」。毛色は鹿毛。種牡馬のペンタイア（当時7歳）と交配したレモンキスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）勝川牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着3回、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未出走（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったグランバザールに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、チコーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月27日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月22日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

11月18日、中7週で迎えた5戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウヤに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、中3週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のボロナイルーキーに8馬身の差をつけて2勝目を収める

12月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエスケーテンビーに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

4歳（2003年）

4月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月24日、中6週で馬体重を前走から32kg戻して迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた10戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のロングストーリーに5馬身の差をつけて4勝目を手にした。

7月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（2004年）

5月15日、約7か月半の休養明けで迎えた15戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

6月6日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の岳特別（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエミリアに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月4日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイドリームを上がり2位の末脚で半馬身差し切って6勝目を挙げた。

6歳（2005年）

1月22日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、最後はリスティアエナーと並んで4着同着となった。

2月12日、中2週で迎えた21戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

10月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月13日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったゲイリーリボルバーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。

7歳（2006年）

1月23日、中7週で迎えた28戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた30戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた31戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。