チアズシンプウ（1988年生、母グリーンペチュード）

チアズシンプウ（1988年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時9歳）と交配したグリーンペチュードが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、中央障害3戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

7月15日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は414kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったリターンエースに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のエイシンリボンに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた8戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウハブオーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月10日、中3週で迎えた9戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンのすみれステークス（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた11戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた12戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの春蘭ステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた13戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月23日、中5週で迎えた14戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のコクサイシンゲキに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月20日、中3週で迎えた15戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。