コクサイシンゲキ（1987年生、母ハシノハヤブサ）

コクサイシンゲキ（1987年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時10歳）と交配したハシノハヤブサが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山口実。戦績は、中央平地21戦0勝2着2回、中央障害5戦0勝2着2回、地方10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年のゴールデンカップ。

経歴

デビュー前

佐藤和伸厩舎（足利）へ入厩。

2歳（1989年）

7月31日、デビュー戦は高橋和宏騎手を鞍上に据えて、3歳（足利ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は467kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコハマチドリに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中6週で迎えた2戦目は、3歳（足利ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋和宏騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月26日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋和宏騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドネーアイに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（足利ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋和宏騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のチユニカサンダーに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月28日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦のかもしか賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋和宏騎手（4戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1990年）

1月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のゴールデンカップ（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋和宏騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のバードウオツチングに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（足利ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋和宏騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のしもつけ弥生賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋和宏騎手（7戦4勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月5日、中6週で迎えた9戦目は、3歳戦のしもつけさつき賞（宇都宮ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋和宏騎手（8戦4勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハシモトキングから4馬身差の2着となった。

7月1日、中7週で迎えた10戦目は、3歳戦のとちぎダービー（宇都宮ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋和宏騎手（9戦4勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったハシモトキングからクビ差の2着となった。

9月8日、中9週で迎えた11戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、スカイブルーステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた12戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の太秦ステークス（京都ダート1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の比叡ステークス（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は松永昌博騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では全く伸びず17着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、観月橋ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のサンタクロースハンデキャップ（京都ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田島良保騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4歳（1991年）

2月2日、中5週で迎えた18戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマスワローから5馬身差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で嘉堂信雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月23日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉堂信雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったチアズシンプウから2馬身差の2着となった。

5歳（1992年）

7月11日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた24戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下の立待岬特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた26戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた28戦目は、出口敏幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

11月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったフジノミラクルにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月29日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したマチカネローハイドにクビ差届かず2着に甘んじた。

6歳（1993年）

1月5日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた36戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は出口敏幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。