ダイカツシーザ（1993年生、母アイランドセリーヌ）

ダイカツシーザ（1993年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時10歳）と交配したアイランドセリーヌが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は片田保。戦績は、中央平地3戦0勝、地方46戦12勝2着13回。1997年の上山グランプリ山形記念(地方重賞)に勝利した他、1998年の以上杉まつり賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

9月9日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

9月16日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

3歳（1996年）

4月7日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた4戦目は、高木正喜騎手を鞍上に迎えて、4歳C5（上山ダート1250m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走から47kg戻して迎えた5戦目は、4歳C4（上山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木正喜騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤカツヒメに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳C4（上山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木正喜騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた7戦目は、4歳C3（上山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木正喜騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のブルークラウドに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳C2（上山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高木正喜騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のコマノスパイラルに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、4歳B2（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトリプルファイブをクビ差制して4勝目を獲得した。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳B1（上山ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は高木正喜騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイナリパーマンをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

7月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳A1（上山ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高木正喜騎手（6戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のピルスンヘラをクビ差制して怒涛の5連勝を決めた。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳A1（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木正喜騎手（7戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた13戦目は、4歳A1（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高木正喜騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントアトラスからハナ差の2着に甘んじた。

9月17日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、3歳戦の日本海賞（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高木正喜騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノマウントに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月13日、中3週で迎えた15戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高木正喜騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトナミエイカンに3/4馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高木正喜騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったレッドハッピーから2馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の紅葉賞（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で高木正喜騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のトパーズカップ（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で高木正喜騎手（13戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた19戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサンラインに3馬身の差をつけて9勝目を収める

4歳（1997年）

4月13日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高木正喜騎手（14戦7勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハギノカズダンスから1馬身半差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた21戦目は、ダイヤモンド特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた22戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のファイトスピリットをアタマ差制して10勝目を達成した。

5月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントアトラスから3/4馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラシンゼンオーをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

7月22日、中5週で迎えた25戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の上山城大賞典（上山ダート2300m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月19日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の花笠まつり賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白谷正美騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

9月8日、中2週で迎えた27戦目は、サファイヤ特別（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で白谷正美騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピードレンジャーから3馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、新庄まつり特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白谷正美騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったガルソンドヌールからクビ差の2着に惜敗した。

10月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で白谷正美騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったウエストダンスからクビ差の2着に甘んじた。

11月4日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞の上杉まつり賞（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で白谷正美騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた31戦目は、トパーズ特別（上山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で白谷正美騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の上山グランプリ山形記念（上山ダート2300m 小雪/重）に出走。鞍上は8戦連続で白谷正美騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のマウンドギャロップに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（1998年）

4月14日、約4か月半の休養明けで迎えた33戦目は、ダイヤモンド特別（上山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は高木正喜騎手（15戦7勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントアトラスから5馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた34戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、G2のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた35戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は高木正喜騎手（16戦7勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったグローリーデイズから1馬身差の2着となった。

6月21日、中3週で迎えた36戦目は、地方重賞の東北サラブレッド大賞典（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木正喜騎手（17戦7勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞の以上山城大賞典（上山ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木正喜騎手（18戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた38戦目は、地方重賞の花笠まつり賞（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は白谷正美騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた39戦目は、新庄まつり特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白谷正美騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったロイヤルアラブから2馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中3週で迎えた40戦目は、地方重賞の以上杉まつり賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白谷正美騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったロイヤルアラブから2馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた41戦目は、G3のさくらんぼ記念（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白谷正美騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた42戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で白谷正美騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラゴンボブから2馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた43戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で白谷正美騎手（13戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントアトラスから2馬身半差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた44戦目は、地方重賞の以上山グランプリ山形記念（上山ダート2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で白谷正美騎手（14戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1999年）

5月3日、約5か月の休養明けで迎えた45戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた46戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた47戦目は、パール特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた48戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた49戦目は、地方重賞の酒田まつり賞（上山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。