イデアオブクィーン（2011年生、母エムオーフィーバー）

イデアオブクィーン（2011年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「理念（ギリシャ語）＋女王」。毛色は芦毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したエムオーフィーバーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着2回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月23日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3歳（2014年）

1月12日、中6週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

3月8日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月26日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月18日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

6月21日、中1週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のドナアヴィードに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月13日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

12月6日、中7週で迎えた12戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4歳（2015年）

2月15日、中9週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず13着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた16戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったレイヨンヴェールに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハッピーベリンダを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月7日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

9月5日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

10月11日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5歳（2016年）

3月26日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月21日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

6月18日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（9戦2勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

7月24日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（10戦2勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したファンシーリシェスに半馬身届かず2着となった。

8月7日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（11戦2勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るグリシーヌシチーを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を収める

9月24日、中6週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（12戦3勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

6歳（2017年）

1月15日、約4か月の休養明けで迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

3月4日、中6週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

4月27日、中7週で迎えた33戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた34戦目は、紫陽花特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた35戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉ジェッツカップ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦のミルキーウェイ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた37戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の風鈴特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた38戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ2（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月17日、中3週で迎えた40戦目は、神無月特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた41戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。