バニラマカロン（2012年生、母マカロンドナンシー）

バニラマカロン（2012年1月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バニラ味のマカロン」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時14歳）と交配したマカロンドナンシーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の一般C6。

経歴

デビュー前

9歳のとき、前田ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、H.I.石田によって99万円で落札された。

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月25日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3歳（2015年）

1月10日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

3月15日、中8週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

5月17日、中8週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた6戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、ダンツレガリアにハナ差交わされて2着となった。

8月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4歳（2016年）

7月22日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、のぼる&まさこ結婚記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリチャードをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月5日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、さるすべり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキクノサージに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月1日、連闘で迎えた11戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のオオイニイコウヨをアタマ差振り切って断トツ人気に応えた。

9月23日、中2週で迎えた12戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた16戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、熱い感動!中京チャンピオンズC（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた18戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。