アインリーゼン（1985年生、母リーゼングロス）

アインリーゼン（1985年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時13歳）と交配したリーゼングロスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小笠原隆。戦績は、中央平地6戦3勝。1988年のオークス（優駿牝馬）(牝G1)で3着に入った他、1988年のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

2月29日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカミノエイサイに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で東信二騎手（3戦1勝）。22頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（1989年）

1月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で東信二騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミールに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月5日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東信二騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオンワードガッツを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。