トチノエリザベス（2010年生、母クレバーウーマン）

トチノエリザベス（2010年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスパイキュール（当時10歳）と交配したクレバーウーマンが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、地方33戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年の2歳C2四。

経歴

デビュー前

小林義明厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2012年）

9月2日、デビュー戦は内田利雄騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月24日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、2歳C2四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアクアジュエルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦のクライマックス3ファイナル（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月13日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

5月11日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菊地康朗騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったコスモキャロルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた6戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のエターナル永遠のKIZUNA（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったボンジュールノゾミに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた10戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスパイクラベンダーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったメジロオマリーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月3日、中7週で迎えた14戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地康朗騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で菊地康朗騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊地康朗騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菊地康朗騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で菊地康朗騎手（12戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は9戦連続で菊地康朗騎手（13戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で菊地康朗騎手（14戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったヤマニントルシュに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菊地康朗騎手（15戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、トーワレッテラに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月13日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で菊地康朗騎手（16戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菊地康朗騎手（17戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた24戦目は、J3開幕記念グルージャ盛岡杯（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で菊地康朗騎手（18戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオウシュウベストに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で菊地康朗騎手（19戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で菊地康朗騎手（20戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラアミーゴを驚異的な末脚で半馬身差し切って優勝

6月23日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で菊地康朗騎手（21戦3勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で菊地康朗騎手（22戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で菊地康朗騎手（23戦3勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた30戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、ジョリファムに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月1日、中1週で迎えた31戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。