ダンディーアロー（2013年生、母ドリームスタート）

ダンディーアロー（2013年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「極上の矢」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時21歳）と交配したドリームスタートが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方27戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、若林順一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、高木競走馬育成牧場によって388.8万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月29日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエディクトを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2016年）

1月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

2月14日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

8月14日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた7戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

11月11日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ナナカマド特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、彩のきずな特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、船橋ファイナル2016（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2017年）

1月12日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた12戦目は、風来特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた13戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B9 C3a（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた14戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池田敏樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月28日、連闘で迎えた16戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敏樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したトーレクンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田敏樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で池田敏樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月2日、連闘で迎えた19戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で池田敏樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のズコットに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6月12日、中0週で迎えた20戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったデルマオイチに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月7日、連闘で迎えた22戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた23戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐原秀泰騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスマートアレスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月18日、連闘で迎えた28戦目は、じねんじょのすまし汁特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐原秀泰騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐原秀泰騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカラダロマンをクビ差捉え切れず2着となった。

12月13日、中1週で迎えた30戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐原秀泰騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた31戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐原秀泰騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

5歳（2018年）

1月1日、中1週で迎えた32戦目は、七福神特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐原秀泰騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアーチザスカイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月16日、中1週で迎えた33戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた34戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第2戦（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。