ヒロノブライアン（2013年生、母アイノココロ）

ヒロノブライアン（2013年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（馬主名より）＋父名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時28歳）と交配したアイノココロが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野坂牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小野博郷によって270万円で落札された。

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

9月27日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3歳（2016年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

7月31日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた8戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた9戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリベランジェロに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブリスフルタイムを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、トキメキユキチャンに交わされて4馬身差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた13戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4歳（2017年）

5月1日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた14戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のトップシーンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月9日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。