サマーサプライズ（2014年生、母サウンドアリュール）

サマーサプライズ（2014年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夏+驚き。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のサマーバード（当時8歳）と交配したサウンドアリュールが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は帰山清貴。主な勝ち鞍は2019年の蹴上特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、帰山清貴から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、帰山清貴から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって334.8万円で落札された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月16日、デビュー戦は佐藤友則騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アメリカズカップに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のマイティドリームをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の秋明菊賞（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3歳（2017年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

5月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白藤賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4歳（2018年）

1月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 小雨/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、フォースラインに交わされて2馬身半差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メガフレアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月17日、中6週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、ジョーダンキングに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ウォーターレスターに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

9月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた17戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、メイショウテムズに交わされて3馬身差の2着となった。

12月22日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のイベリアを3/4馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2019年）

1月13日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の伊勢特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

5月11日、中3週で迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の蹴上特別（京都ダート1900m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のキーフラッシュをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

11月17日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

6歳（2020年）

2月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの舞鶴ステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月12日、中9週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた27戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの梅田ステークス（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって14着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた28戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの桃山ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

11月23日、約7か月の休養明けで迎えた29戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（2021年）

2月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

8歳（2022年）

1月23日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた31戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた32戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月23日、約6か月半の休み明けで迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9歳（2023年）

4月2日、約4か月半の休養明けで迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野寺祐太騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

2023年4月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。