カツノリテンダー（1995年生、母アキノレデイー）

カツノリテンダー（1995年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のツータイミング（当時9歳）と交配したアキノレデイーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山岸康。戦績は、中央平地2戦0勝、中央障害3戦0勝2着1回、地方30戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は1999年の江東区特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

佐々木忠昭厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

6月22日、デビュー戦は荒山勝徳騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアレミスターから2馬身半差の2着となった。

10月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荒山勝徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒山勝徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた4戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマイサンコウセイに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、山藤統宏騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサフラン特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

3歳（1998年）

1月19日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦の松竹梅特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は荒山勝徳騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4歳（1999年）

1月2日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、藤村和生騎手を鞍上に迎えて、5歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた8戦目は、5歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤村和生騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた9戦目は、5歳（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤村和生騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤村和生騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったアジュディナキリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤村和生騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤村和生騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したイシノバイアモンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

5月8日、中2週で迎えた13戦目は、そよ風特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤村和生騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のシンボウイナリに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

6月7日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で藤村和生騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1八九（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で藤村和生騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハネダスキーに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤村和生騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤村和生騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤村和生騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で藤村和生騎手（12戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクセルマウンテンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月11日、中1週で迎えた20戦目は、江東区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤村和生騎手（13戦3勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウメノビクトリーをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2000年）

1月8日、中3週で迎えた21戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で藤村和生騎手（14戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤村和生騎手（15戦4勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメモリーバハマに1馬身の差をつけて優勝

2月28日、中3週で迎えた23戦目は、望春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で藤村和生騎手（16戦5勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月9日、中5週で迎えた24戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた25戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の野島崎特別（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月20日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 小雨）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネスサノオから2馬身半差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

11月21日、約5か月の休養明けで迎えた29戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた30戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるディーゲバルトを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた31戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

12月29日、中0週で迎えた32戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

6歳（2001年）

4月16日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた34戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

8月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホシノオウジサマに交わされて2馬身差の2着となった。