ブラックティンカー（2022年生、母パシュート）

ブラックティンカー（2022年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬体の毛色より+いたずらっ子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時9歳）と交配したパシュートが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は荻伏服部牧場。主な勝ち鞍は2025年のライチョウ特別。

経歴

デビュー前

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

8月10日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

10月5日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

10月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月14日、中6週で迎えた5戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3歳（2025年）

2月23日、中9週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深道騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ペガサスノースにハナ差交わされて2着となった。

3月1日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深道騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深道騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

6月21日、中8週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

9月18日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバードリーム戦（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、マイネルラカイユに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のライチョウ特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のセガンティーニを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月16日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、一般B5（名古屋ダート920m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクサンクラーケンに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月7日、中2週で迎えた17戦目は、立冬特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。