ハクサンクラーケン（2018年生、母トリプルハート）

ハクサンクラーケン（2018年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+伝説の海の怪物」。毛色は鹿毛。種牡馬のハクサンムーン（当時9歳）と交配したトリプルハートが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。主な勝ち鞍は2021年の能登金剛賞。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月8日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3歳（2021年）

1月30日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

4月6日、中8週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登金剛賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハクビに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

8月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月29日、中6週で迎えた9戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の谷津干潟特別（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモリデンリハクを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を収める

11月22日、中3週で迎えた11戦目は、埼玉県養蜂協会長賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノースリュシオルに6馬身の差をつけて3勝目を手にした。

4歳（2022年）

1月10日、中6週で迎えた12戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた13戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた14戦目は、ターコイズダッシュ（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木間塚龍馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、馬い!じじちゃんの燻り大根発売記念（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた16戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、馬い!卵はサンサンエッグ記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月28日、中4週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた17戦目は、ランタナダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1七（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のリベリュールに3馬身の差をつけて4勝目を収める

12月13日、中2週で迎えた19戦目は、明治記念大磯邸園・旧吉田茂邸賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ゲストプリンシパルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

デビュー前

矢野義幸厩舎（船橋）へ入厩。

1月17日、デビュー戦は本橋孝太騎手を鞍上に据えて、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

5歳（2023年）

4月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、馬い!卵はサンサンエッグ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、フリージア特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月19日、中7週で迎えた22戦目は、ナガオモナコカップ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

6月29日、中0週で迎えた23戦目は、一般C1六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエムリエールにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月22日、中2週で迎えた24戦目は、大多喜賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の鳳仙花特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、フェリスダージにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月19日、中5週で迎えた26戦目は、一般C1四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフロレンティアに3馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

10月16日、中3週で迎えた27戦目は、秋陽特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた28戦目は、ウォッカ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田龍哉騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた29戦目は、アイオライトダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は木間塚龍馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木間塚龍馬騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

6歳（2024年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、四扇賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木間塚龍馬騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた32戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、カストルスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた34戦目は、フリージア特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットでジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のニシノアクシスをクビ差振り切って勝利をモノにする

3月6日、中1週で迎えた35戦目は、デイジースプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた36戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、新観覧車をお楽しみに!よみうりランド賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコスモルージュにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。