コスモルージュ（2019年生、母フィロンルージュ）

コスモルージュ（2019年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+赤(仏)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のモーリス（当時8歳）と交配したフィロンルージュが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の奥原久志爆誕記念(一般C27)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって2,530万円で落札された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月20日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい6着に終わった。

7月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

3歳（2022年）

1月9日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

6月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝☆鹿島正徳定年退職記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月11日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、奥原久志爆誕記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウアルルに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月24日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスパイツァックに1馬身半の差をつけて優勝

12月26日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアンジュレイをハナ差振り切って3勝目を奪取した。

4歳（2023年）

1月10日、中1週で迎えた15戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、スリーヴリーグにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、狭山湖特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のラヴィンツァラに3馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

3月23日、中4週で迎えた17戦目は、春陽特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、スパルタレオニダスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中4週で迎えた18戦目は、まるまるひがしにほん賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月31日、中4週で迎えた19戦目は、薫風特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

8月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、なまずの里よしかわ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったジゼルに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中2週で迎えた21戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、朝露特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた22戦目は、秋陽特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は張田昂騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のノブヘンドリックスに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月24日、中5週で迎えた23戦目は、一般B3三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた24戦目は、ターコイズ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（10戦4勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5歳（2024年）

3月6日、中9週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、デイジースプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

4月14日、中5週で迎えた26戦目は、新観覧車をお楽しみに!よみうりランド賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハクサンクラーケンに1馬身半の差をつけて制した。

4月29日、中1週で迎えた27戦目は、BAYFMシン・ラジオ記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。