ニホンピロランド（2016年生、母ニホンピロエミリー）

ニホンピロランド（2016年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時10歳）と交配したニホンピロエミリーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は友田牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月23日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月4日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヘニーオーザをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4歳（2020年）

4月11日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月27日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

7月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードエクスプレスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2021年）

2月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた9戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたクインズヴィヴィ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月10日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（8戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンライズラポールをアタマ差振り切って3勝目をつかんだ。

11月14日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（9戦3勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの妙見山ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（10戦3勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6歳（2022年）

1月16日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの遠江ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（11戦3勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた15戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの伊賀ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの清洲ステークス（中京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小牧太騎手（12戦3勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（13戦3勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入った。

2022年10月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。