ワカボールド（1984年生、母スパークマサー）

ワカボールド（1984年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のボールドリツク（当時23歳）と交配したスパークマサーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地23戦2勝、中央障害1戦0勝、地方18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

森末之助厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月29日、デビュー戦は徳吉一己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

3歳（1987年）

1月6日、中2週で迎えた3戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグッドメモリーに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下のスイートピー賞（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉一己騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた8戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳400万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた11戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた12戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島祐治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のラビアングラスをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

11月1日、中2週で迎えた15戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の精進湖特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

4歳（1988年）

6月12日、約7か月半の休養明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は徳吉一己騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下の遠野特別（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた19戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた22戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（1989年）

4月16日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

7月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた25戦目は、菊池武騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊池武騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた27戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菊池武騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた28戦目は、菊地光幸騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた29戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/稍重）に出走。鞍上は菊池武騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた30戦目は、一般（盛岡ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は菊地光幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた31戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊地光幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月17日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた32戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地光幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた33戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地光幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1990年）

4月3日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊池武騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた35戦目は、一般（水沢ダート1420m 雨/不良）に出走。鞍上は菊地光幸騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた36戦目は、一般（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地光幸騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のイズモマンナをアタマ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月4日、連闘で迎えた37戦目は、一般（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地光幸騎手（7戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた38戦目は、一般（盛岡ダート1100m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地光幸騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーガロトをアタマ差制して先頭ゴールを果たした。

6月2日、中1週で迎えた39戦目は、一般（盛岡ダート1100m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊地光幸騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったコスモスクリユーから1馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた40戦目は、一般（盛岡ダート1100m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菊地光幸騎手（10戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた41戦目は、一般（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊地光幸騎手（11戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた42戦目は、一般（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菊地光幸騎手（12戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。