ピール（2008年生、母トリプルマッチ）

Peal

2008.02.27

ピール（2008年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時16歳）と交配したトリプルマッチが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、地方12戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の一般C1三四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

12月10日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は479kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたハートゴールド決め手に屈してハナ差の2着となった。

3歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた2戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったハイパワーヒーローを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

1月19日、中1週で迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカンタベリーメールに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中4週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の紅梅賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リュウノキャンドルにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月25日、中7週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメンドーサに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったリサーチアゲンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月20日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のアマーレトウショウに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2012年）

2月7日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデ戦の越生梅林賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトミケンファイターをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4月4日、中2週で迎えた12戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（7戦4勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。