キープイットシンポ（2018年生、母イットーエンプレス）
Keep It Simple
2018.04.09
キープイットシンポ（2018年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ややこしいことをするな。母母母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエスケンデレヤ（当時11歳）と交配したイットーエンプレスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日本中央競馬会日高育成牧場。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。
経歴
デビュー前
2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、西森功によって396万円で落札された。
小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2020年）
7月4日、デビュー戦は菅原隆一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 小雨/不良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。
8月1日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。
8月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のマイネルタイムリーに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
10月17日、中6週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原隆一騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。
11月28日、中5週で迎えた5戦目は、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原隆一騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。
3歳（2021年）
4月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
4月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。
7月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスズカマクフィに1馬身半の差をつけて制した。
7月24日、中1週で迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。
4歳（2022年）
8月6日、約12か月半の休み明けで迎えた10戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。
9月4日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。
9月24日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。
12月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのチバテレ杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。
2023年2月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
デビュー前
2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、西森功によって396万円で落札された。
西川敏弘厩舎（高知）へ入厩。
5月7日、デビュー戦は林謙佑騎手を鞍上に据えて、一般C1 C2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての10番ゲートからスタート。出走取消となった。
5歳（2023年）
5月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた14戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエコロドラゴンに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。
6月11日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジーマックスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。
6月25日、中1週で迎えた16戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、双名島特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。
7月8日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のヴェガ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンティキティラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。
10月29日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、教養C願書受付中特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイッシンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする
11月18日、中2週で迎えた19戦目は、一般B3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。
12月17日、中3週で迎えた20戦目は、一般B4（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。
6歳（2024年）
1月7日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のベラトリックス特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したモンサンラファータにハナ差届かず2着となった。
デビュー前
2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、西森功によって396万円で落札された。
西川敏弘厩舎（高知）へ入厩。
1月30日、中2週で迎えた22戦目は、柏島特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。
2月12日、中1週で迎えた23戦目は、どんぐり湖特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。
3月26日、中5週で迎えた24戦目は、一般B2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。
4月20日、中3週で迎えた25戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスピカ特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。