マチカネラッパ（1996年生、母マチカネモユル）

マチカネラッパ（1996年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時11歳）と交配したマチカネモユルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着6回、中央障害11戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の舞浜特別(900万下)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

1月5日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエプソムラブにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のファインスティーブを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月28日、中1週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったソウシュンにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

4歳（2000年）

1月6日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るロンリーブルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

1月30日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月1日、中8週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（10戦2勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったカリブカフェに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（13戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月5日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（14戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったスパンキージャックに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（15戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のグランデュックを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

12月24日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（16戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

5歳（2001年）

1月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（17戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田豊騎手（18戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田豊騎手（19戦3勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

3月25日、中5週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉田豊騎手（20戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉田豊騎手（21戦3勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエーピーバスティアに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6歳（2002年）

1月26日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉田豊騎手（22戦4勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

2月17日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で吉田豊騎手（23戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で吉田豊騎手（24戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモリバーサルを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月31日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で吉田豊騎手（25戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエルカミーノを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月27日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で吉田豊騎手（26戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた31戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

7歳（2003年）

1月6日、約7か月半の休み明けで迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（27戦4勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた34戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミレニアムメモリーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月6日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカルジンデンから半馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンメイザンに3/4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月8日、約6か月半の休養明けで迎えた39戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木寿騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木寿騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月6日、中1週で迎えた41戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木寿騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

8歳（2004年）

1月18日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた42戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木寿騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた43戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木寿騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた44戦目は、T.フォリー騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。