アドマイヤビクトル（1998年生、母アドマイヤフランス）

アドマイヤビクトル（1998年4月18日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のFairy King（当時16歳）と交配したアドマイヤフランスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地25戦1勝2着4回、地方6戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

9月15日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマージナルグラマーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦の笠形山特別（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスタミナスピードから6馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中4週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた6戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2002年）

1月16日、中4週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったシュンエイゼネラルから3馬身半差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルキーマジックから3/4馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマッキールションに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月8日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

9月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

10月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシゲルタイクーンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月17日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（6戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5歳（2003年）

1月18日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（7戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたコードネーム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で芹沢純一騎手（8戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。

8月16日、中2週で迎えた19戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた20戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 小雨/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。最後は、勝ったステキプレゼントから1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月5日、中4週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のストロベリードールを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

6歳（2004年）

3月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（9戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（10戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（11戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（12戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（13戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（14戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた28戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（15戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月25日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた31戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。