スイートライラ（2006年生、母ピースフルロッジ）

スイートライラ（2006年2月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋小説に登場する女性名」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時22歳）と交配したピースフルロッジが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の飛天特別(500万下)。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月20日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、最後はキュートトリックスと並んで5着同着となった。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 小雨/重）に出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月4日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、フリーソウルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のショウナンパスカルに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月3日、中7週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月8日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（2010年）

5月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンリングから1馬身1/4差の2着となった。

6月19日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

7月17日、中3週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月6日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5歳（2011年）

4月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月8日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエクメーネにアタマ差届かず2着に惜敗した。

7月16日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

7月30日、中1週で迎えた26戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアポロノカンザシからクビ差の2着に甘んじた。

11月5日、中1週で迎えた28戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛天特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヨアケをクビ差制して久々に美酒を浴びた。

11月20日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドプレミアム（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。