タイセイロア（1990年生、母カクマサ）

タイセイロア（1990年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のスマノヒツト（当時9歳）と交配したカクマサが25歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本雄治。戦績は、中央平地10戦1勝2着5回、地方21戦1勝。主な勝ち鞍は1993年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

6月27日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったミヤシロレディーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月10日、中5週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったアシュアランスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（1993年）

1月10日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、アラ系4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったウイジンオーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月31日、中2週で迎えた4戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したサウンドビートを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたテスタロッサトップ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月20日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョイフルガールに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上800万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、白坂省吾騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、C1ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂省吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂省吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月1日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で白坂省吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（1994年）

2月4日、中8週で迎えた15戦目は、平田貴裕騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平田貴裕騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系一般C1ホ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平田貴裕騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で平田貴裕騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた19戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で平田貴裕騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平田貴裕騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた21戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で平田貴裕騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C1ハ（中京(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で平田貴裕騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月13日、連闘で迎えた23戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で平田貴裕騎手（8戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた24戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で平田貴裕騎手（9戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般C1ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で平田貴裕騎手（10戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月30日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で平田貴裕騎手（11戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモザクラをアタマ差制して久しぶりに勝利を挙げた。

7月5日、連闘で迎えた27戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で平田貴裕騎手（12戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた28戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で平田貴裕騎手（13戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた29戦目は、C1ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で平田貴裕騎手（14戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた30戦目は、C1ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で平田貴裕騎手（15戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で平田貴裕騎手（16戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。