スピアーヘッド（1993年生、母アローライラック）

スピアーヘッド（1993年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジャンダルム（当時8歳）と交配したアローライラックが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地19戦3勝、地方16戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の芦ノ湖特別(900万下)。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

3月2日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のフジノコハギに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のユウセイに1馬身の差をつけて2勝目を収める

6月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月7日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（1997年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の芦ノ湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のメイビートゥモローに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月22日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の立夏ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（8戦2勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、フィリピン・トロフィー（中京ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5歳（1998年）

10月24日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた17戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

6歳（1999年）

1月17日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月24日、中8週で迎えた20戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた21戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた23戦目は、姫神賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野宮通騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月2日、中5週で迎えた24戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞のみちのく大賞典（盛岡ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は三野宮通騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月11日、中5週で迎えた26戦目は、G1の南部杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野宮通騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノカズサオーに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

11月23日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野宮通騎手（6戦1勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般A（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で三野宮通騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般A（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で三野宮通騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（2000年）

4月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、はまゆり賞（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で三野宮通騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったボニートダンサーからクビ差の2着となった。

4月16日、中1週で迎えた32戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で三野宮通騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒナナマーチから半馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で迎えた33戦目は、岩手日報杯（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で三野宮通騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた34戦目は、緑風賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で三野宮通騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた35戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で三野宮通騎手（13戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。11着に敗れた。