ノートゥング（2010年生、母バイコースタル）

ノートゥング（2010年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「オペラ『ニーベルング』に登場する剣の名」。毛色は栗毛。種牡馬のGiant's Causeway（当時13歳）と交配したバイコースタルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地12戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月28日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったテイエムチカラに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したドリームハヤテに半馬身届かず2着に敗北した。

12月8日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたハンドリング決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシゲルオウシザに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

2月23日、中5週で迎えた7戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4月27日、中6週で迎えた9戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

12月7日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4歳（2014年）

2月16日、中9週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。