マイディスカバリー（2005年生、母マイグリーン）

マイディスカバリー（2005年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「私の発見」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時20歳）と交配したマイグリーンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は寺越政幸。戦績は、中央平地28戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

6歳のとき、寺越政幸から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、竹園正継によって525万円で落札された。16歳のとき、竹園正継から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,050万円（5.25万×200口）で一口馬主が募集された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月1日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた2戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月1日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったミスターオリオンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のヤッパリツヨカッタに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月27日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

11月8日、中5週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

12月20日、中5週で迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったトーセングラマーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月27日、連闘で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエンジェルフェザーに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2009年）

2月7日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。15着に敗れた。

7月5日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月5日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた19戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

5歳（2010年）

5月22日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、バイラオーラに交わされて7馬身差の2着となった。

6月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

8月7日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

8月29日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

10月30日、中5週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったエイコオミリオンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、マイスイートホームに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ワンズガーホッドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月26日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキタサンハナミチをハナ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。