スオウサイレンサー（2001年生、母シャンクオリティ）

スオウサイレンサー（2001年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時9歳）と交配したシャンクオリティが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）北島牧場。戦績は、地方36戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の節分賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

庄子連兵厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は森下博騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は453kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月11日、中6週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルチリョウマに交わされて2馬身半差の2着に敗れた。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったトサヘイローに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったナマオに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るハートドラゴンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2004年）

1月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

2月12日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦の紅梅特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のフレアリングフェアに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

6月2日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

10月16日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月14日、中1週で迎えた16戦目は、晩秋特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のウエノマルタロベエに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月8日、中2週で迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、冬日向賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた18戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2005年）

1月17日、中2週で迎えた19戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、節分賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリトルフェリスをアタマ差振り切って4勝目をつかんだ。

3月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦の仲春賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた22戦目は、スターロード賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた23戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、プレアデス賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

5月11日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のプレセペ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

6月29日、中4週で迎えた26戦目は、アルタイル賞（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニイタカレアルに1馬身半の差をつけて制した。

7月14日、中1週で迎えた27戦目は、スタールビー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた28戦目は、コメット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた29戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（6戦2勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、小春日賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた31戦目は、冬霞賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5歳（2006年）

5月10日、約5か月の休養明けで迎えた32戦目は、本村直樹騎手を鞍上に迎えて、ペガサス賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた33戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた34戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、パール賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた35戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、ベガ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた36戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。