イナズマラム（1999年生、母イナズマクロス）

イナズマラム（1999年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時7歳）と交配したイナズマクロスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の杉並木賞(一般C5)。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月7日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5月11日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はハリウッドローズと並んで3着同着となった。

4歳（2003年）

4月14日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C5イ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた6戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターカツハヤから2馬身半差の2着となった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のドクターハーンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中4週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

11月3日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。