アースツリー（2007年生、母ドライアッド）

アースツリー（2007年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「地球の木」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時8歳）と交配したドライアッドが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

6歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2010年）

2月14日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

5月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい18着に敗れた。

7月24日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るユキノラムセスを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2011年）

2月13日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

7月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた9戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のインディアトロフィー（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2012年）

2月5日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月3日、中3週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

4月15日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、5着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月9日、中3週で迎えた15戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、4着に入った。

7月7日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイセイジーニアスにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月5日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

10月14日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月1日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

6歳（2013年）

2月3日、中8週で迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。