ディーエスエンスー（2020年生、母ナムラエンジェル）

ディーエスエンスー（2020年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+熱中する(エンスージャストの略)。レースに熱中して頑張って」。毛色は栗毛。種牡馬のビッグアーサー（当時9歳）と交配したナムラエンジェルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C22 C31。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月14日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月18日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5月28日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず18着に終わった。

7月13日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったエリコーハクに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた5戦目は、優駿の里安平町チーズ賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月27日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、北海道とともに、世界へ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

10月12日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウベニバナに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月2日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモノノフピンクに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2024年）

4月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般C3 C4-1（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクアトロソバージュに1馬身半の差をつけて久々の一戦を物にした。

5月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、キタコブシ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎光行騎手（7戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーケンマコットに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月29日、中1週で迎えた12戦目は、ムスカリ特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮崎光行騎手（8戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトウヨウノマジョに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月11日、中1週で迎えた13戦目は、アガパンサス特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で宮崎光行騎手（9戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のコパノステファニーに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、ナンテン特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮崎光行騎手（10戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホーリーホックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた15戦目は、日高山脈襟裳十勝国立公園特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で宮崎光行騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったエリコーハクに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、ふるさと日高応援特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で宮崎光行騎手（12戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサヤオンニをアタマ差振り切って断然人気に応えた。

9月4日、中5週で迎えた17戦目は、ヤングジェネレーションカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で宮崎光行騎手（13戦7勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた18戦目は、クレオメ特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で宮崎光行騎手（14戦7勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月10日、中2週で迎えた19戦目は、マリーゴールド特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で宮崎光行騎手（15戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリイロを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、キバナコスモス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で宮崎光行騎手（16戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた21戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ナイター30周年ありがとう特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。