グレイドケイ（2008年生、母Lucinda K）

グレイドケイ（2008年4月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「グレイド級の＋人名イニシャル」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のMalibu Moon（当時11歳）と交配したLucinda Kが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、中央障害4戦1勝2着2回。2012年のペガサスジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月16日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、伸びてきたアポロアビリティ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

6月4日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

4歳（2012年）

2月12日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったドリームマイスターから1馬身3/4差の2着となった。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロサンノウに3/4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月24日、中2週で迎えた10戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマジェスティバイオから5馬身差の2着となった。

7月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。