グレートベースン（2016年生、母ツルマルオジョウ）

グレートベースン（2016年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シエラネバダ山脈とロッキー山脈の間に広がる大盆地」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時10歳）と交配したツルマルオジョウが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月17日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

3月30日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 小雨/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったエレヴァルアスールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アドマイヤポラリスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のジュベルハフィートを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4歳（2020年）

1月26日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着を確保した。

8月16日、中3週で迎えた17戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月14日、中9週で迎えた19戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

5歳（2021年）

1月23日、中9週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラスの宝満山特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月14日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

4月17日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（8戦1勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラスの英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月10日、中5週で迎えた29戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月13日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2021年12月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2022年）

1月20日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

2月28日、中5週で迎えた33戦目は、シリウス特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。