エレヴァルアスール（2016年生、母エスピナアスール）

エレヴァルアスール（2016年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「出世する、昇進する(西)+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したエスピナアスールが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川栄一。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月21日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3歳（2019年）

3月30日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグレートベースンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの生田特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月14日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

5月17日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を5馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアルクスに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月20日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの小牧特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

5歳（2021年）

2月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（4戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサトノグロワールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月28日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松若風馬騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず3着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松若風馬騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、プリマヴィスタに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの千里山特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松若風馬騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

9月19日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で松若風馬騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

6歳（2022年）

5月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの寒狭川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの一宮特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの彦島特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2022年7月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。