シエルト（2007年生、母マチカネナナエヤエ）

シエルト（2007年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「なるほど（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時11歳）と交配したマチカネナナエヤエが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2十四十五。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月6日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月10日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月20日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のポインセチア賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ラヴリーバードに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

2月4日、中5週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダブルスコア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

10月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナイキスターライトに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月4日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十五十六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレインボーグロウをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

5歳（2012年）

5月24日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3四五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールドハーモニーを半馬身振り切って3勝目を手にした。

8月1日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、一般C3三四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（8戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた18戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（10戦3勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（12戦3勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。