ラヴリーバード（2007年生、母ドリーミングバード）

ラヴリーバード（2007年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名より＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時12歳）と交配したドリーミングバードが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、地方13戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の花月賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

宗形竹見厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2010年）

11月10日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベルモントビエントに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたミハタカサブランカ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のポインセチア賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシエルトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2011年）

2月4日、中5週で迎えた4戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のミラクルアゲンを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

3月1日、中3週で迎えた5戦目は、畑野雄二ご隠居（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた6戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るブイゾーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月9日、中2週で迎えた7戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、あうる賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったペンテシレイアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月6日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1七 C2三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒカルホクレアに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月29日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマルタシュンプウに1馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

5歳（2012年）

1月16日、中2週で迎えた10戦目は、初午特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（8戦6勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビッグガリバーに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

2月13日、中3週で迎えた11戦目は、春雷特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（9戦7勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーアーチャーに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、花月賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（10戦8勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトップオバマに3馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月29日、中2週で迎えた13戦目は、レグルス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（11戦9勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。