キタノデイジョブ（2019年生、母ミンナノプリンセス）

キタノデイジョブ（2019年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+本馬の近親馬名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディーマジェスティ（当時6歳）と交配したミンナノプリンセスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石川上牧場。主な勝ち鞍は2023年の一般C2十一十二十三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石川上牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって275万円で落札された。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月31日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

3歳（2022年）

3月12日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、5着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4歳（2023年）

5月22日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のプナヘレに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月29日、中4週で迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったオールスターズにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

12月27日、約6か月の休養明けで迎えた11戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のカフジリブラに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（2024年）

1月23日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハッピータイムに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

6月6日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた15戦目は、プランターズ・パンチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたガンモレジェンド決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフォーチュネイトに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

8月2日、中2週で迎えた17戦目は、いるか座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチュイションに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月15日、中1週で迎えた18戦目は、ペルセウス座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。