ナムライシュタル（2006年生、母サマニウイング）

ナムライシュタル（2006年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛と戦いの女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時8歳）と交配したサマニウイングが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は林時春。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月18日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したチャームペンダントを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月8日、中2週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3月26日、中6週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト菜の花特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月23日、中7週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

8月2日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ダイワフラッグに交わされて3馬身差の2着となった。

8月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のコパノカチーノに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2010年）

9月18日、約12か月半の休養明けで迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

12月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず18着に終わった。