イクスパイアーズ（2016年生、母ミスチフ）

Expires

2016.05.09

イクスパイアーズ（2016年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「満ちる、時が来た」。毛色は芦毛。種牡馬のタニノギムレット（当時17歳）と交配したミスチフが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は棚川 光男。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、棚川光男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、谷口祐人によって302.4万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月24日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。

3歳（2019年）

2月23日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヌウアヌパリに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイユウドナートに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の特選（b）（笠松ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、タイムメイテルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月4日、中3週で迎えた8戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のラベンダー賞 （a）（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4歳（2020年）

7月23日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3九十十一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺島憂人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた11戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、シジュウカラ賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた12戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、浦和×大井 エキサイティングリレー賞（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた13戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。