リジン（2019年生、母フォーシーム）

Lysine

2019.05.11

リジン（2019年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アミノ酸の一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したフォーシームが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林 孝輝。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

水野貴史厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2022年）

10月21日、デビュー戦は本田正重騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は483kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマルノコウキを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2023年）

3月23日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュヴァーンに3馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

4月27日、中4週で迎えた3戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイリーライフに約12馬身の大差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

5月29日、中4週で迎えた4戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のハーディネスに2馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

11月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた5戦目は、楽天競馬3Daysキャンペーン（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルチルチェコに5馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

12月21日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた6戦目は、いちごの里よしみ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、シンボリフラッシュに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2024年）

1月9日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったルージュアズライトに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のスリリングチェイスを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。