シュヴァーン（2019年生、母ドリーミングバード）
Schwan
2019.05.01
シュヴァーン（2019年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「白鳥(独)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時21歳）と交配したドリーミングバードが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は今川 満良。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C4-2。
経歴
デビュー前
1歳のとき、今川満良から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、YGGオーナーズクラブによって220万円で落札された。
YGGオーナーズクラブにて総額770万円（0.77万×1000口）で一口馬主が募集された。
松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2022年）
5月15日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。
6月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。
7月31日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。
2022年9月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
9月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に終わった。
10月13日、中4週で迎えた5戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセイウンパキラに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
4歳（2023年）
2月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トワイライトドレスにハナ差交わされて2着に甘んじた。
3月23日、中4週で迎えた7戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったリジンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
4月27日、中4週で迎えた8戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ミッドナイトブルーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。
10月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の浦和ジョッキーズラウンド（3）（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフクチャンクイーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然人気に応えた。
11月23日、中4週で迎えた10戦目は、一般C3一二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフェイドハードに1馬身の差をつけて順当に勝利した。
12月22日、中3週で迎えた11戦目は、歴史香るまち もろやま賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアマレロフレイバーを3/4馬身振り切って順当に勝利した。