イブキカミナリモン（1990年生、母ケイティルート）

イブキカミナリモン（1990年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワイズカウンセラー（当時7歳）と交配したケイティルートが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、中央平地23戦4勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の兵庫特別(900万下)。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月6日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したビートパッションに半馬身届かず2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて4着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったランパールシチーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアーミンアームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で田原成貴騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

5月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田原成貴騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で田原成貴騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月24日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の襟裳特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田原成貴騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月1日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田原成貴騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた13戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイゴストロングを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って制した。

10月24日、中3週で迎えた14戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4歳（1994年）

5月21日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のライラックペガサスに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月17日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊中特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内山正博騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のフサイチカツラに2馬身の差をつけて制した。

5歳（1995年）

7月23日、約9か月の休み明けで迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。