タニノクロカミ（1989年生、母タニノカンザシ）

Tanino Kurokami

1989.05.10

タニノクロカミ（1989年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時13歳）と交配したタニノカンザシが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

島崎宏厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

7月19日、デビュー戦は合谷喜壮騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したキョウワジュエリーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシロキタベルガニエを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で合谷喜壮騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で合谷喜壮騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた5戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の能勢特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

11月1日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したジョーディアナにアタマ差届かず2着に惜敗した。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた8戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。